想ったことを綴るだけ

思いのままにたいぷ

乗り越えられない死を想って

僕は高校3年生の時、同じクラスの友達をひとり亡くした。 正直、他の同級生に比べて僕は彼と特別親しいわけでもなかったし、彼が僕のことを気に入ってくれていたのかはわからない。ほんとうにわからない。いまでも、彼にとっての僕はたいした存在ではなかっ…

  激落ちくん (詩)

激落ちくん とても好きな激落ちくん 激落ちくん とても気持ちよくなる 激落ちくん キメが細かい ひとり暮らしをするのに なにが必要か考えたときには 必ずひとつ目にでてくる ちょっと無理な頼みでも どんなに難しい局面でも 絶対に結果で示してくれる でも…

覚書 水俣

こんなことは書くべきではないだろうかどうだろうかと思いながら、それでもやはり書かなければいけないような気がして、気持ちのままにワードを開いた。 今日、石牟礼道子が亡くなった。 私は彼女の著作をそれほどたくさん読んだわけではないが、私にとって…

ニューヨークに単身赴任している母親の家に、年末年始だけ遊びに来た。 家に行って一番驚いたのは、部屋から臨む「ニューヨークっぽさ」もさながら、トイレットペーパーがキッチンペーパーのように分厚いことだった。 時差ボケで早朝4時に覚醒してしまい、便…

季節について

8月の18日から3週間ほどインドネシアに行った。インドネシアへの渡航は今年で二回目。前回はおよそ半年前の3月初め。日本では、少しずつ暖かくなってきた時期で、シャツ二枚に薄いウインドブレーカーで成田空港に向かったことを覚えている。飛行機内や空港内…

人生の本質

5月くらいから法学部のイケメン後輩におすすめされていた映画を見た。 2007年公開の「Into the wild」という映画。 映像はとてもきれいで、見た人が非日常を体で味わいたくなるような情景描写も多々あった。 アメリカの壮大さに思いを馳せながら、主人公の葛…

考えることが、好きな理由。

なぜ考えることが好きか考えていた。 友人が、履修課題のお題として出された、といって私に尋ねてきた「なぜ考えることが好きか」という質問。 考えることが好きか嫌いか、など全く言っていないのに投げかけられた、この質問。 この質問に応える答えの前に、…

イメージとギャップ

サンホセの国際空港に降りた。雲がちらほらある青空で、薄目を開けてもまだまぶしいほど日差しは強い。数時間前に、高度が2000メートルを超える メキシコシティにいた時に羽織ったウインドブレーカーを、ここでは脱いだ。タクシーの運転手と交渉してホテルま…

地図の町

私は地図が好きだ。 私の母親も地図が好きで、我が家のトイレの壁には世界地図が貼ってある。これはもう既に5代目で、ナショナルジオグラフィック日本刊行20周年記念の付録地図だ。母と私、どこかへ出かけるときは、二人でその周辺の地図を事前に眺める。帰…